心臓神経症(しんぞうしんけいしょう)

こんなときは漢方薬

心臓神経症はノイローゼの一種です。

【症状】
心臓の動きは全く正常なのに
①心臓が痛む
②胸がドキドキ
③今にも死にそうな恐怖感
④狭心症と違い左乳房の下がチクチクする比較的鋭い痛みで重苦しさが長時間続く
⑤息が詰まる

全身性の不定愁訴として
⑥疲れやすい
⑦めまい
⑧興奮しやすい
⑨発汗
⑩食欲不振
などがあらわれます。

【原因】
精神的ストレスや異常体験、不安などと言われますがはっきりしていません。

【こんなとき漢方薬では】
精神的要素の「気」のコントロールを目標に、鎮静、強心、利尿作用のある薬を組み合わせて用います。半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこうぼれいとう)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)などが奏効します。

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