狭心症・心筋梗塞(きょうしんしょう・しんきんこうそく)

こんなときは漢方薬

【原因】
冠状動脈が硬化すると血液の流れが悪くなり心臓の筋肉は酸素不足となる。狭心症は酸素不足の程度が軽く、短い時間で障害も残らず回復するが、心筋梗塞は酸素不足の程度が重く長く続き心筋の壊死をおこします。

【症状】
①息苦しい
②圧迫感
③心臓・胸〜肩や背中にぬける疼痛
④呼吸困難
などがあります。
狭心症は20分程度で治るが、心筋梗塞は時間も長く発作が重篤でショックを起こしたり急死したりすることもあります。

【こんなとき漢方薬では】
胸背痛、喘鳴(ぜんめい)呼吸困難などで一睡もできない発作に栝楼薤白白酒湯(かろうがいはくはくしゅとう)や栝楼薤白半夏湯(かろうがいはくはんげとう) を与え、神経過敏で精神感動による発作を起こし、動悸、不眠の人に柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などを平素より用います。

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