脂肪肝(しぼうかん)

こんなときは漢方薬

肝臓障害で肝細胞に多量の脂肪が溜まった状態です。

【原因】
脂肪肝は四塩化炭素やリンによる肝臓毒、ウイルス性肝炎、肥満症、糖尿病、甲状腺機能亢進症などによく見られます。
最大の原因は大酒飲みによる脂肪肝です。アルコールを連日多量に摂取する人の多くは、酒を飲んでも食べ物をあまり食べないため長い間栄養不足、タンパク質の欠乏を引き起こして脂肪肝となります。

【症状】
肝臓が腫れて大きくなり、腹部右上を圧迫します。みぞおちのつかえ、吐き気、ベルトや帯を絞めると苦しいなどの症状を訴えます。

【こんなとき漢方薬では】
肝細胞の活力を回復し元気にするため、大柴胡湯(だいさいことう)、小柴胡湯(しょうさいことう)、茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)などを用いて治します。

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