膵臓炎(すいぞうえん)

こんなときは漢方薬

膵臓は、糖を代謝するインスリン、食物を消化する種々の酵素を含む膵液を分泌します。

【症状】
急性膵炎では
①食後の突然胃痙攣状の上腹部の激痛
②痛みは持続性、背中左側腹部、左肩へ放散する
③発熱・吐き気・嘔吐を伴う
④冷や汗をかき、脈拍が速く血圧が下がるなど全身に及びます。

慢性膵炎では
①痛みの発作を繰り返し
②下痢・便秘
③黄疸
④糖尿病などを併発する

【原因】
①胆道出口の閉塞
②胆汁の逆流
③細菌感染
④毒素の作用などで膵臓の中で酵素が消化作用を起こし生じる

【こんなとき漢方薬では】
飲酒、暴飲暴食、脂肪の多い食事を控え、バランスよく過ごすとともに良枳湯(りょうきとう)、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)、延年半夏湯(えんねんはんげとう)などで苦痛を取り去り再発を予防します。

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