過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)

こんなときは漢方薬

最近特に増えてきた、いわゆる心身症のひとつです。

【原因】
腸の運動を調節している自律神経が過敏なために起こります。家庭・職場でのトラブルや心労に加え過労、冷え、暴飲暴食、不規則な生活も原因となっています。

【症状】
①排便異常(下痢、便秘と下痢を交互に繰り返す、うさぎの糞状の便、細い便、粘液便、水様便)
②腹痛(左下腹部に多い、不快感やひどい痛み)
③ガスがたまり腹が張る、放屁、腹が鳴る
④自律神経失調症状(頭痛、めまい、発汗、動悸、不眠など)
症状は長期間続きます。

【こんなとき漢方薬では】
下痢、腹痛、精神的状態など全身にわたって改善します。桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)、甘草瀉心湯(かんぞうしゃしんとう)、胃風湯(いふうとう)などの良薬が多くあります。

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