静脈瘤(じょうみゃくりゅう)

こんなときは漢方薬

静脈が異常に拡張し延長して蛇行した状態を静脈瘤と言い、下肢に多く食道、精索、肛門の周囲にもできる。

【症状】
長く立っていた後に
①ふくらはぎ・膝の裏が重苦しい鈍痛
②足が重い
③青く腫れぼったい
④疲れやすい
⑤静脈炎からの発熱と痛み
⑥出血
⑦症状が生理前数日と生理中強くなる
⑧足首の皮膚が茶色に変色する
⑨潰瘍
など。

【原因】
①生まれつき静脈弁に異常
②肥満
③妊娠
④長時間の立ち仕事など
血液が深部静脈から表在静脈に逆流、圧力が高まり、蛇行、膨張する。

【こんなとき漢方薬では】
血液は下肢の筋肉のポンプ作用によって戻るが、この動きを助け強化する桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)、疎経活血湯(そけいかっけつとう)などでうっ滞を取り除き、快足とします。

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