産後の諸症(さんごのしょしょう)

こんなときは漢方薬

出産は女性の一大事業です。産後6〜8週間を産褥(さんじょく)といい妊娠と出産による子宮や全身のダメージを回復する期間です。この時期を無事乗り越えればもう大丈夫です。

【症状】
産後の日経ちの良くないものに
①憂鬱
②貧血
③多量の汗
④便秘
⑤発熱
⑥腹痛
⑦生理の不通
⑧母乳不足
などがあり、経験のない若い初産女性にとり夜の授乳とおむつ交換だけでも大変な重労働です。

【こんなとき漢方薬では】
母乳不足に蒲公英湯(ほこうえいとう)、ハチの巣、牛蒡子(ごぼうし)・・・。
多汗に桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)、黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)・・・。
憂鬱・貧血に加味逍遙散(かみしょうようさん)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)・・・。
腹痛に枳実芍薬散(きじつしゃくやくさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)・・・。
便秘に桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、大承気湯(だいじょうきとう)・・・。
発熱に小柴胡湯(しょうさいことう)、三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)・・・。
を的確に使い健康を取り戻します。

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