習慣性流産(しゅうかんせいりゅうざん)

こんなときは漢方薬

最終月経の初日から数えて23週までに胎児が自然に排出されることを流産といいます。

【原因】
①胎児の遺伝的疾患や奇形
②母体の子宮や卵巣の異常
③性ホルモンのバランス失調
④過労・ストレス
⑤転落事故
⑥長時間の寒冷
⑦長時間のドライブでの振動
などがあります。

【症状】
①ポタポタと数滴もしくはドバっと多量の出血が性器よりある
②出血は突然かどうか
③褐色のおりものから始まります。

妊娠初期の切迫流産は無事出産までこぎつけられるが、胎児の死亡の流産は取り返しがつきません。幾度も流産を繰り返す場合を習慣性流産といいます。

【こんなとき漢方薬では】
母体と胎児を健やかに導く当帰散(とうきさん)、白朮散(びゃくじゅつさん)、出血に芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)などの良薬で安産を迎えます。

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